広島・流川の日本料理店「瀬戸内料理 たか福」(広島市中区胡町、TEL 082-249-8888)で10月27日、ふぐ一匹を丸ごと食べ尽くすふぐメニューの提供が始まった。
インパクトのあるふぐ一匹を使った料理は、「ふぐの常識を変えたい」と料理長の鳥越隆さんが考案した新メニュー。生け作りでの提供後は、鍋か空揚げでも楽しむことができる満足度の高さから、「ふぐ一匹丸ごと食べ尽くし」と名付けた。
同店では注文後、いけすから取り出してふぐをさばくため、鮮度の高さも特徴の一つ。刺し身は皮や薬味と一緒に皿に盛りつけ、見た目の華やかさも意識した。料理は3~4人で取り分けることを想定するが、少人数の場合は刺し身をしゃぶしゃぶで食べるなど、食べ方の提案も行う。
提供価格は7,000円。「高価なイメージを壊して、手軽に楽しんでもらいたい」と鳥越さん。創業当初から、「高いものを安く提供しようとこだわってきた」と通常よりも5,000円近く価格を下げて提供に踏み切った。同店では旬を迎える冬に向けて、ふぐやカキ、カニのコース料理をそろえるが、ふぐのコース注文が全体の5割を占めるなど、好調という。
営業時間は17時~24時。